稽古日誌

稽古日誌2019年8月14日その①

藤子真帆

鮭戦士がまた強くなりました!

鳥の目タイプか、虫の目タイプか。わたしは自他一致で虫の目タイプです。
台本読み1度目は、初めてご一緒するメンバーだったりで様子を伺い、ギコチなくなりました。
今から思えばですが、そんなシチュエーションこそ、今読んでいる台本に活かす事が出来たなぁと思います。
今回もタイムアタックを行い、前回感じた事を踏まえて夢中で出来た様に思えます。
ただ、これをするとどこまで話したかが伝わりづらくなるので、今後は夢中でやりつつも、「わたしのセリフは終わったよ」と目配せくらいは出来れば良いなぁと思います。
タイムアタックを行って、その中で自分や皆さんに感じた事が余韻として残りながら、その後の台本読みでは「よし、失敗したらしょうがないや。”上手く”いかなくてもソレはソレ」と、お稽古に通いだしてわたし史上初めてそう思えました。
まだ、「失敗したくない」気持ちはどうしても残ってはいるのですが、そう思えた事でこれまでよりは少し脱力出来た気がしました。
脱力出来た分、虫の目タイプのわたしの視野も少し広がり、他の方の演技に反応したり、予期せぬ事が起こった時に「どうフォロー出来るか??」を考えてみたりする余裕が生まれていました。
もちろんまだまだだとは思います。それでも、ゴルフのように、良い雰囲気で出来たときは、自分も爽やかさというか心地よさを感じられるものなのだなと思いました。

入団して何回目かのお稽古で、皆さんも悩んだり考えたりしているのだなぁと気づく事がありました。
才能も個性も豊かな団員さん達を観ていて、それまでのわたしは、皆さんの演技は才能で出来ているのだと思っていました。
皆さんは上手だし、芸達者だから、試行錯誤はそんなにされないのだと思っていました。
でも、そうではなく。わたしは何でも顔に出ちゃうけれど、皆さんはただ黙々とご自身なりの努力をされているだけなのだと知りました。

本日のお稽古は、自身については上記の通り心地よい状態で終わりました。
でも、本日雰囲気が良かったからといって、「次回も・・」とはいかないのが、演じる事の難しさ。
本当にナマモノですね。
そしてウッカリ、出来ない事が出来るようになる楽しさを実感しつつあります。きゃ。

客観的に話すか、主観的に話すか。わたしは主観的に話すタイプです。
ブログがいつも長くなる辺り、お題を与えられて主観的に話す事が得意なのだろうと思います。
演出さんの仰る事って、初めて聞くときにはいつも「そんな発想はなかったっ」と感じます。
その日は「そんな発想」を得て→次回のお稽古までにその事を自分なりに考えて→お稽古でそれを踏まえてやってみて&皆さんの演技も観て→何となく、感覚を掴めそうな気がして→・・・というのが、わたしの呼吸のようです。
有難いなぁと思うのは、どなたも急かさないで居てくれること。わたしのペースに任せてくださる。

その点で・・今回、お稽古での自分については「この調子で更に成長したい」と爽やかな気持ちなのですが、そうじゃない部分で、後から、自分で自分に「違う気がする」と感じる事がありました。
共感しているからといって、だからこそ励ませられたらと思うからといって、寄り添い過ぎるのは違うなと、後で感じました。
人はその人なりのペースで、その人なりに何かを掴んでいかれるのだろうから、わたしの振舞は、かえってその真剣さを邪魔してしまった気がしました。
応援している気持ち、信じている気持ち、わが身を振り返る緊張感は、きっとみんな同じ。
共感となれ合いは、違いますものね。

とは言え、皆さんそれぞれ視点も思考回路も違う。
わたしにもきっと、自分なりの視点や思考回路を活かせる道があるはず。はやく、それを見出して、せめて自分のプロになりたいです。