記録の隘路、記憶の回路

〜第四回公演を終えて〜パート③

桜田 燐

この度は劇団さあもん第4回公演にご来場下さいまして、誠にありがとうございました。
予約の段階で完売するという大変ありがたいことにもなりまして、より一層身の引き締まる思いで作品作りに力を入れていったようにも感じます。
私の中で今回の作品は、ターニングポイントとかそんなんではないですが、でも特別な思いで臨みました。もちろんどの作品も大事です。思い入れもあります。ただ、自分の環境が変わっていく中での、ある意味1ヶ月で作品を作った時よりも初めての感情を抱き続けた2ヶ月弱で、重いものがありました。
きっとこの重いものというのは私にとって欠いてはならないもので、私が忘れていたものでもあるのだろうと思います。忘れていたというか、性質が故に抱かなかった。抱くに至らなかった。

とても悔しかった。とても苦しかった。この2ヶ月は楽しくもあり同時に苦しくもあった。こんな歯痒いことがあるだろうか?こんなはらわた煮えくり返ることがあるだろうか?こんな悲しいことがあるだろうか?だからこそより一層力が入った。何より私はそれほどまでに演劇が好きだし負けず嫌いなのだと思った。
でも今回の公演でとても大事なことを実感として得た。自分自身、経験を振り返ることが最も多かった回でもある。
演劇は一人では作れない。セリフは独りよがりではいけない。元来人との交流が極端に無かった人間で、何より断つのを得手とした。絶つことばかりしてきたもんだからいつしかそれが癖づいていて、他人との交流を拒絶してきた。分かり合えるわけがない。理解してもらえるわけがない。私自身は他人の考えを理解できるが、他人に理解してもらえるわけがない。思えばそれは相手に対して諦めを抱いていた。結局「理解出来る」というのもその気になっていただけなのかもしれない。しかし、相手との交流こそが演劇にとって命であると感じた。演劇は諦めないこと、とも書いてあったように記憶している。ひとりじゃできない。ということは、自分のみならず他人に対しても責任を追わなければならない。つまり、一人では簡単に諦められても2人以上になるとそう簡単に諦めるわけにもいかない。自分1人の問題ではないのだから。そう考えると、自分が作品の一部を担わせてもらってることを実感するし、みんなで作品を作っているんだという嬉しみも込み上げてくる。
本番はとても楽しくやらせてもらいました。
前回公演で酸っぱい思いをして、今回公演で燃える感情を抱いて、後悔は絶対にしないし貴重な経験をした。二度と同じ轍を踏むもんか…。こんな思いをするのは御免だ。いや分かるよ!この経験もちょー大事なのは分かるし大事だということを今回経験しましたよ!でももう嫌だわさ!

最後に、ご来場下さった皆様、スタッフの人達、喫茶フィガロさん御一行(?)、この作品と、劇団さあもんと携わって下さったとにかく皆様。相手役のでんちゃんにも最大の感謝を。誠にありがとうございました!

無楽

Hello everyone. My name is 無楽.

はい、どうも、無楽の、出番です。

本日は、「記録の隘路、記憶の回路」を、終えての、感想回です。

おっとその前に、ご来場いただきました皆さん、誠にありがとうございました。

劇団さあもん、第5公演の方もよろしくお願いします。

そして、本題に入らせて、いただきます。

稽古期間、約2ヶ月、そして本番、走りきりました。

稽古開始後、最初の1ヶ月は、色々な事を考えて、それを稽古に持ち込んで、全く上手くいかなくて。

でも、途中からは、悟りを開く一言をいただき、前向きに取り組めるように。

もちろん、楽しさの裏側には、常に苦しさが潜んでおり、その狭間で揺れる心を感じて、「あぁ、おらは今演劇をしてるんだ〜」なんて思っちゃったり。

「結果が全て」、分かります、でもそもそも、「経過が無いと結果は出ない」、だからこそ、日々の稽古がいかに大事か、ということに、改めて気付かされました。

僕自身は、今の自分に出来ることはやりきった、と思っているので、相手役のみさきちゃんにはもちろん、全体のペースを乱した罪悪感はもちろんありますが、「もっとこう出来たのに」とかの、悔いはありません。

語彙力が無いので、本番の感想は、「very 楽しかった」、としか言えませんが、それが全てであり、本心です。

なんか、薄っぺらい奴やなって、思っちゃうと思いますが、どうぞこれからも、温かい目で見守って下さい。

無楽でした、以上です。