稽古日誌

〜第四回公演を終えて〜パート①

大川 朝也

大川です。

無事、第四回公演が終了しました。
お集まりくださったお客様方を初め、喫茶フィガロ冬の文化祭の実行委員の皆さま、さあもんを支えてくださった多くの方々、誠にありがとうございました。

今回、僕は制作として色々と影からさあもんを支え、改めてこの劇団とその団員達を見つめようとしておりました。
が、いやもうホント、ちゃんと見つめれ始めたのはホント最後の方だなと。

初めの方は自分のことで手一杯でした。色んな作業で。
もちろん自分ではしっかり見つめようと奮闘し、頭をフル回転させていましたが、終わって振り返るとやはりちゃんと向き合おうとしたのは後半からだなと思うんです。

初めの方は言うなれば「システム作り」に奮闘していました。
みんなと向き合うための土台作り。稽古場回し。
「必要ない」とは全く思いませんが、もっと先にできたことがあるんじゃないかなと、そんな気がします。
それか「もっと早く作っておくべきだったな」、とかですかね。
前回公演の時から、地道に考えていればなにか変わったかもしれません。
まああの時もあの時で自分に手一杯だったし、そもそも今更言っても仕方ないのですが。

今回の公演は、僕を含め何人かは「自分の頭で描いている方向と、自分が実際に向いている方向が微妙にズレていた」のかなと思います。それに気付くかどうかが今回の「壁」だったのかなと。
もしそうだとしたら最終的にはみんな乗り越える、もしくはその壁を登って跨ってあとは反対側に降りるだけだ!ってところまでいったんじゃないかと、少なくとも側から見ていた僕はそう感じます。みんな本当にたくさん悩んで頑張っていました。尊敬するくらいにです、本当に。
僕も負けじと、最後の最後で壁に足を引っ掛けるくらいはできたんじゃないかと思います。

さて、ようやく自分の仕事に慣れてきた頃、見えてきたのが自分とみんなとの間にあるちょっとした距離です。
い、いやめちゃ仲良しなんですよ(汗)ほ、本当に(滝汗)

ただ、なんていうか、意見の交わし合いが少ないなと感じました。
そりゃまあ演出でもない僕に相談することもないとは思いますが、なんていうか反論が少ないなと。そしてそれを僕は何も不思議に思わなかったなと。
全てをスポンジの如く吸収してくれようとするんです。めっちゃありがたいことなんですけど、あとで別の人から「○○、ずっと悩んでいる」と横流し的に聞くんです。

いつの日か誰かが「学校っぽい」と言っていました。
教え、教えられる関係。

きっとこのことだったんでしょうね。

いやまあそうなりますよね。
僕も似たようなもので、学生時代は数学とか分からないところがあったら先生に聞くより先に友達に聞いてましたもん。友達の方が教え方上手いし。

心の距離です。
あと僕の伝え方の下手さ。「そこじゃない」感。
それとプライベートで「上からものを言ってる」と言われることがあって、きっとまた気付かないところでそれが出てたんじゃないかと思いとても反省しています。

何人かが言ってました。
「団員同士、稽古場外で仲良くする必要ってあるんですか?」と。

聞かれた時は雑談の中でのことだったので咄嗟には答えれずモゴモゴしてしまいましたが、今は「ある程度は」仲良くするといいと思ってます。
別に絶対飲み会には参加しろとか、お泊まり会しろとかは言いませんが(笑)。仲良くの仕方は任せますが、ただ、意見を交わせれるくらいの「信頼度」は必要だと感じます。

さあもんは大人数で、必ずそこには人間関係の摩擦もあると思います。好き嫌いもあるでしょう。
が、そんな相手に対しても「信頼」があればきっと、演技のことやその他のことを話し合うことはできるんじゃないかな、と思います。
理想論かな?まあ少なくとも今回の公演では僕はそう感じました。
そして、僕も信頼できる人になりたいと感じました。

コミュ障なのでかまってオーラを飛ばす時が多々あろうかとは存じます。また、急に変なテンションで会話に乱入することがあろうかと思います。その時は温かく保護してください。

ツラツラと書きましたが、総合的にみて楽しかったか楽しくなかったかを考えると、楽しかったです。とても。
色々考えたり、やることこなしたりして充実していたのはもちろんですが・・・
実は、コッソリ、俳優としても参加させてもらってたんです。

学生時代は演劇関係なく裏方に回りまくってたので、今回は下手くそながらも懐かしい気持ちで、なんだかんだ楽しくやってて、「やっぱ俺はこっちが向いてるのかな」とか思ってたんです。
でもやっぱり俳優は楽しい。
今回の公演では色んなことに気付き、思い出させてくれました。

さて、長々と書いてしまいました。この辺でお終いにしたいと思います。

さあもん一同、これからも精進して参ります。どうか今後ともよろしくお願い致します。

ありがとうございました。