稽古日誌

稽古日誌2019年12月2日パート①

伴 茜

実家から絵が届きました。わたしの寝室にずっとあった絵。グスタフ・クリムトの接吻という絵ですがほんとに見慣れているのに、うっとりするほど好きです。あれは高校一年生の6月、授業で先生がこの絵の解説をしてくれました。めちゃ好きだなぁって思いました。その二日後近所のリサイクルショップでこの絵が¥1500で売ってたんです。運命でした。見つめてたら時間が経ってる。芸術に生きる人間として日々忙しくても芸術に触れる時間は大切にしたいですね。

今日はひっさしぶりに聡生さんに会いました~

おかえりなさい。そしてお疲れ様です。タバコなんて吸ってないでたくさん寝てください。わたし的にはほぼほぼ初めてみてもらったんですね。やはり脚本をかいてくださったお方の前でするのは緊張します。

今日の私のコンディションは、夜勤明けだったのでフワッフワのひゃっほーいでした。自分でもコントロールできてないめんどくさいテンションの日です。それに緊張が加わり、息をするのが難しかった。

いっつもこれまで指摘されてた科白を受けてから応答の時間長いと語尾が落ちる。これを怖がりすぎていました。怖がりすぎた結果、ただのテンポだけを意識した会話出来ない人間になってました。

しっかり話を聞いて返す。ただし人間は日常会話でも聞くところもあるし聞いてないところもある。しっかり相手の話を聞いて通してみたらほんとにほんとにちゃんと話せた気がしました。今日の学びです。

代役は楽しい。なんも背負ってないってのもあります。代役でもその人と関わるとすごくその人自身がみえた感じがします。勝手に知れた気になります。

後半自由にやってるみーんなのをみて、すっげぇ楽しかったのと、自由にやっていいんだなぁって。あぁやれこうやれ指示される役者よりもちょっと抑えようかくらいの役者になったた方が幅がありますもんね。適度にね。でもそちらになりたい。

あーーーーーー上手くなりたい!!!!

あんま来れなかった分、これからめちゃ来れるから頑張らねば。私の関わるシーン、全くやってないもの、あります。ほんとめちゃ楽しいけどポケモンとかやってる場合じゃないからね、自分。

あと2週間もないよ!

劇団さあもんも鮭戦士ONE TEAMとして結束していきましょ。

大川 朝也

大川です。

最近寒いです。ヤバ寒いです。

今週はとてつもなく寒いのが続くようなのでみなさんもお気をつけください・・・。

今日からそういさんも稽古に参加です。

おかえりそういさん。

ってことはもう12月ですか。

今年は本当に早いし濃厚。僕、今年本厄の年なんですけど。

演劇と出会えた年です。演劇に出会ってしまった年といい換えれば厄年の説明はつきますが、まあそんな穿った言い方は遠い未来にこの年のことを思い出して話すのでしょう。

はてさて、そういさんが来たことで課題の掘り下げと解決がより明確に。

稽古場の周りが早い。凄い。

音や動きなど細やかに全体を見れるのはホントさすがです。

今回の稽古でほとんどの役者が化けた気がします。

以前に稽古日誌に書いた「蓋」のことをふと思いだしました。

今回の稽古ではその蓋をぶっ壊した役者がたくさんいました。

蓋の正体はセリフだったんだと気付きました。

いやー、多分みんな俺より上手くなってんなこれ。

実は僕は蓋をまだぶっ壊せてません。

手前くらい行ってたとは思うんですけど中々頑丈です。

もう一度みんなと並ぶためにも色々と破壊工作作戦を練りたいと思います。

桜田 燐

右の奥歯を治療しているため歯医者さんに「左で物噛んでください」と言われているのに気を抜くと思わず右で食べてしまって「あっ」となり左で食べ直し始める桜田さんです。

「何ちゃんとしてんの?」

私、どうやらちゃんとしていたらしいです。

ん?そうなんか?

しかし言われてみれば納得の数々。

むかしむかし   あるところに

さくらださん   という   おんなのこが   おったんじゃ。

それは   それは   かつりょくが   ありあまった   おんなのこでな

ものをみつけては   いらんこと   ひとをみつけては   いらんこと。

たびたび   せんせいや   まわりのひとを   こまらせて   いたんだなぁ。   みつお

言われてみれば、言われてみれば確かに余計なことをしないようにかなり体をじっとさせることにも意識が行っていたように思う。

ファーストインプレッションを潜在的に殺していたように思う。

私はそういさんのいなかったココ最近の稽古の中で、少しずつではあるが自分の状態にもみんなの状態も明瞭に見えてきているとばかり思っていた。

そりゃ進化はしているのかもしれないが、まだまだだった。自惚れとも取れかねないところ。あっぶね~。

背負っていたとかじゃないけど、自分で考えなきゃ、ちゃんと目を向けなきゃと、無い脳みそを必死に使おうとしていた。今まで自分の事しか見ていなかったから。見えていたわけでもないが。

力んでいたでもない。何だろう。自分としてはそれが苦でもないしちゃんと面白くは感じていた。

「何故こうなっているんだろう」

「どうすればみんなの魅力が引き出せるんだろう」

せやな、さあもんそういうところちゃうかったな。それさあもんじゃない。綱渡りこそがさあもんのお家芸やったな。(?)

「躊躇がないのが良いところだろ。」

私、どうやら躊躇していたらしいです。いや、うん、していた。むしろそこにこそ盲目的になっていた。

みんなを良くしたい、劇を良くしたい、その一心で真面目ちゃんの丸眼鏡ちゃんになっていた。

だぁ!!!これは稽古!!!稽古場は“思いっきり”失敗するところ!!!他じゃ出来ないことをさあもんでしようぜ!!!それがさあもんだろぉ!!!!!!!!!!!!!!!そうだったわ!!!!!!!!!!!!!!!

色んな綱を渡ろうぜ、さあもん。

卯月 凉生

私は調子に乗ってたのかもしれません…皆より少し長く生きているから。少しだけ多く人生経験をしてるから。俳優とは違う立場の演出だから。そんな一方的な勘違いで皆と距離詰めようなんて思ったから……

おでんちゃんのお茶を勝手に飲むくだりでいいツッコミが入ったために稽古場に虹の橋を架けました。お茶で溺れた卯月です。

鼻からお茶出た。私の前世急須かもしれない。

ようやくえらい人が帰ってきました。

帰ってきて嬉しいながらいっつもジェラっちゃう。ジェラートじゃないです。ジェラシーです。

経験の差!これは経験の差!

と言い聞かせる日々。作品そのもの、それを作る俳優の演技が良くなるなら悪魔に魂は売りませんけどそれぐらいの心意気ではいます。使えるものは団長でも主催でも使います。見えないところでのたうち回ってるけど。

俳優ではないということは不便だなと思う時もあります。舞台から見る景色が分からない。見えない景色を同じ場所から見ているかのように話す必要がある。

見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んでも何も見えないので、せめて比較と応用ができるように触れる作品を増やすようにしました。この前数えてみたら、入団して5ヶ月で24作品と触れあってました。この数が少ないのか多いのかは分かりませんが、一つだけ分かるようになりました。

さあもんで観る(作る)作品は好き。おもしろいもん。

演出しながら見る演技は特等席です。

本番まで二週間をきりました。

私は料理で下ごしらえが一番苦手です。が、裏方メンバーの尽力と俳優個人の努力のおかげで下準備は完了に近づいてきました。後は味つけだけです。

塩こしょうだけにするのか、ソースかけてみるのか、オシャレなハーブを使うのか…私個人の作業としてはここからが一番大変です。

私は岩塩派です。