稽古日誌

稽古日誌2019年9月30日その③

雪上 陽生

後半の2時間しか行けなかったですが何とか今日伝えたかった事を伝えれたと思います。やっぱり言葉で説明するより実際に体験する方が絶対に良い。
今までも森本さんがいた時は頼んでいたんだけど今日はいつも以上に手応えがあったように感じます。
相手と会話するって事を無理やり体感してもらうって言う力技なんですが、どこに焦点を当てるかが違えば稽古の意味が少し変わってきます。
それを僕が今まで言葉にできなくて俳優の理解が追いついてなかったんだと思います。

どこに焦点を当てて何を目的に稽古をするのかによって、どこを設定通りにしてどこを遊ぶのかが変わるって事を直澄さんに伝えられたのはとても大きな前進だなと感じるし、伊澄と無楽は会話するって事を感覚的に理解できたと思う。燐ちゃんには周りに影響与えて欲しいとずっと言い続けていて、たくさん悩んだと思うけどその糸口を今日と昨日でつかんだように見えた。
今日いた全員に新たな気付きがあり、それぞれが今いる場所から一歩前進できました。
この調子で本番まで出来る事を1つずつやっていきましょう!
みんな、台詞を正確に覚えて、台詞の意味を理解するんだ!まずはそこからだ!

卯月 凉生

幼児期に入院した時、男の子用の尿瓶を持ってきた看護婦さんが私のズボンを降ろして初めて性別の間違いに気づいたらしいです。実家では鉄板ネタ。本名だと性別さえ間違えられる女、卯月です。

この機会に言っちゃう。
私の名前は”凉生”です。”涼生”ではないです。本名の漢字は”涼”なので間違いではないですが、”凉”にした意味があります。割愛しますが。

音は同じだけど意味が違う。
日常でも苗字の漢字が違っていたり名前に「子」などいらないものをつけられると腹が立つ事が多かったんです。何故だか分からなかったけど、一番自分を表すものの意味が変わるから不快だったんだなとようやく腑に落ちました。

何故こんな話が出たかと言いますと。
言葉の持つ意味という物をどこかで軽視していたのかもしれないと自省したからです。人の思い込みって怖いね。前も書いた気がするけど。

セリフを崩すと意味が変わる。分かったつもりになっていた。
「私の中でセリフを崩す」=「話している中で語尾が変わる」程度の認識しかなかったもので、そんな話が稽古中に出ていたにも関わらず”セリフが変えられている”ことに気づけていませんでした。
意識して聞くと本当に変わっている。中には入れ替えてしまったがために意味が全く変わっている物まである。これではたしかに”会話”にならない。

稽古で己の発した言葉が枷になっていた。
言葉を扱うというのはおもしろいけど難しい。

稽古は少し顔を出して帰ろうと思ってました。時間の使い方がビックリするほど下手なせいで睡眠不足。座ったまま立ちくらみ(?)がしてた。
ですが、皆が真剣に向き合ってくれるのでつい最後まで残っちゃいました。個別に聞きにきてくれたり自主的に意見を出してくれたり。ありがたい。人と話すと自動HP回復するタイプなようなので、どんどん使ってください。自主練でも相談でもなんでも!もちろんグループ問わず!

初心者の演出についてきてくれて時には引っ張ってくれるBグループのメンバーが好きです。ですよ。でもね?

Aグループに負けてる部分が一つある!!
(隣の芝生は何とやら…の状態なんだけど)

『演劇』を楽しめてない!!!!

何でだろ~なんて言ったけど、原因は私だ!!
8月頃は「まず自分たちが楽しむ」を目標にしていたはずなのに、いい演技を見るたびにハードルを上げていた。上を目指すのは大事だけど鬼コーチみたいな上げ方をしてどうする!確実に飛べるのを確認してから上げないとしんどくなるわ…!!

焦るばかりに私が空気を重くしてた!猛省!!
「真面目に」と「楽しく」は両立できるんだぞ!!

ラクに行こうぜ!!

森本 聡生

いよいよ本番まであと二週間と迫って参りました。

時間は無限じゃなくて有限だなと痛感しております。

劇団さあもんとしては第三回公演。

でも、1回目と2回目を経験したメンバーは全体の4分の1。

ほぼ全員が劇団さあもんで初舞台を踏みます。

今回森本は脚本を書きました。演出もしておらず、俳優としても参加していません。

劇団さあもんのすべてに出演しようと思っていましたが、色んな兼ね合いで今回と次回、その次ぐらいまで出演する事が出来ません。

演出も、専任でやりたいと言う人がいる。脚本も書きたいと言う人がいる。勿論俳優も。

この半年で、森本がいなくても公演が出来る体制が整ってきたように思います。

勿論喜ぶべきことです。が、自分の在り方といいますか、稽古場でいる意味みたいなのを必死で考えています。

閑話休題

さてこの日の稽古ですが、それぞれが色々悩んでおりますね。

でも、悩んだ分だけ、頑張った分だけ成長すると思ってます。演劇って自分の現在地が見えにくいものなので、実感は湧きにくいかも知れませんが。

ロールプレイングゲームみたいにステータスで見ることが出来れば一目瞭然!モチベーションも上がっていくんですけどね笑

今回の公演、みんなが舞台に立つのをみるだけ森本は大きな一歩だと思います。

演出の二人も悩んで壁にぶつかって、その壁を壊したと思ったらまた壁があったりして。でも、頑張って俳優と、作品と向き合ってると思います。

森本が初めて演出をしたのが17歳。俳優に対して怒る以外のアプローチを出来なかったんです。自分が導けない事を俳優にぶつけるという酷い演出でした。

初めては怖い。初めては不安。でも、一人じゃなくて21人で進めば怖さも21分割。

僕自身、本番を見るのがとても楽しみです。そしていつかみんなと共演したいなって思います。

その楽しみを胸に秘めて、森本も精進していきます。